半田健人のアルバム “HOMEMADE” がやばい。
半田健人といえば “仮面ライダー555” の主役で、その後は高層ビルマニアとしてタモリ倶楽部に出たり、歌謡曲マニアとしては某テレビ番組で阿久悠をも唸らせた、みたいなちょっと突き抜けたお方。
彼のソロアルバム “HOMEMADE” は、カバー1曲(その仮面ライダー555 のテーマソング)を除き、すべて作詞・作曲・編曲まで本人によるもの。
……や、これはやばい。
完全に昭和歌謡なんだけど、宅録打ち込みスピリットもかなり感じる。CDの帯にはトッド・ラングレンやポール・マッカートニーを引き合いに出しているそうで、なんかそれも納得。歌謡曲ベースに、宅録ポップ少年感が詰まっている。
これは昨今のシティ・ポップ・リバイバルの向こう側だ。
そしてこちらが、仮面ライダー555 のカバー。
……野口五郎じゃん? これ、野口五郎じゃん!?!?
ちなみにオリジナルはこちらです、歌は DA PUMP の ISSA。比べてみてください。
いくら歌謡曲好きだからって、ここまでのものを自分で作れてしまうのは凄い。好きなのと作れるのは全然違うわけで。何なんだこの人。
なんかすごいアルバムを聴いてしまった……! という感じです。